戸建街並みパース 薄暮
前回のパースに引き続き、第二弾です。
前作は昼景でしたが、今回はそれの薄暮です。
薄暮と言えども、紫みの強い鮮やかな画にしています。
昼景と比べていかがでしょうか。
グッとドラマチックに、かつ情景的になっていると思います。
ひとくちに「夕景」と言っても、夕方の表現というのは非常に幅の広いものになります。
皆さんは夕方と聞いて、どんな絵が頭に出てきますか?
私もパースを始めた時は、オレンジの光に覆われたものを想像していました。
確かにそれでもいいのですが、オレンジ一色だと、どこかノスタルジックな感情も出てきます。
勿論表現したい画にはなったのですが、広告のコンセプトと外れたものとなってしまいました。
オレンジ色の夕方、昼から少し太陽が落ちた時間帯、ブルーモーメントとも呼ばれる薄暮。
この画のように紫がかった夕方もあります。
この画の見比べというものは面白いもので、また少しテイストの違った夕景、また夜景を描いてみようと思います。
やはり色の持つチカラというのは絶大で、トーンを変えると画の持つ表情もガラッと変わります。
そしてこの辺りが腕の見せ所でもあります。
このパースでは昼景と比べると変わっているところが一つあります。
クルマが動いています。
遅い時間のパースというのは、クルマは出ていかず留めて置くことの方が多いのですが、まだ夕方なので今からどこかに出かけるのだという設定です。
なによりヘッドライトやフレアなどでの効果で、より動きのあるパースになります。
ぱっと見はあまり変わりありませんが、こうした細かいところを表現する事によってより画に面白みが生まれます。
ここからは料金的なお話になります。
夕景や夜景の制作料金というのは、通常の昼景よりもオプションとして費用が上乗せされます。
この理由はやはり「より描き込む必要がある」のと「ライティングの時間がかかる」からです。
通常のパースより制作難易度が高くなるので、オプションという扱いなのです。
しかし画としては非常に魅力的なものになります。
例えばコンペの場合、広告の場合、より先方様にインパクトを与えたい時には夕景や夜景のパースが非常に有効になります。
植栽の雰囲気や葉の雰囲気まで、非常に細かいところまで描き込みます。
時間があれば1度出来たと思っても1度寝て翌日スッキリした状態でもう一度 見直し、画をブラッシュアップしていきます。
更には、複数枚で作成したパースを簡単なアニメーションにする事も可能です。
昼~夜景にかけての時間の移り変わりを表現する事も出来ます。
プレゼンにはもってこいで、これもまたインパクトを与えます。
また後日、別のパターンの画をアップしますのでご期待ください。
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